私たちはデザインやプロデュースやコンサルティングなど様々な仕事をしていますが、それらを「ひと言」でいうと
「新しい視点の提供」
です。
お客様の悩みや課題に対して、お客様とは違う視点からアイデアを考えて形にする仕事。
私たちは、その思考プロセスをVision Shift Thinking(視点移動思考)と呼んでいます。
簡単に言うと、視点を上げたり下げたりすることであり、抽象と具体を行き来すること。
また、複数の視点を持って、切り替えたり、入れ替えたりしながら考えることでもあります。
ちなみに、上に書いた「様々な仕事をひと言でいう」というのも視点移動の一例。
今回はVision Shift Thinking(視点移動思考)の事例を紹介します。
石材店の社長様からのご相談
「お客様から、少し変わったお墓を作りたいと相談されて、いろんなものを提案したけれど、うんと言ってもらえない。かといってどんなものがいいという要望もなくて困ってる」という相談がありました。
「一度、直接話を聞かせてください」とお願いして、石材店さんに伺い、社長さんと依頼者のお客さんにお目にかかってヒヤリングさせてもらうことに。
確かにデザインに関する具体的な要望はありませんでしたが、「想い」のようなものを感じ取れたので、それをベースにアイデアを膨らませてるうちに、1週間ほどで「これは喜んでもらえそう!」というアイデアが浮かびました。
石材店の社長さんと依頼者さんに提案書とデザイン案を見せてプレゼンしたところ
「すごい!自分たちの思いがすべて込められてる!」
「もう、ビンゴです!これでお願いします」
と一発オッケーでした。
依頼者さんが少し涙ぐまれていたのが印象的。
石材店の社長さんから
「自分たちは墓石のプロとしていろんな提案をしたけど、形にばかりとらわれていて、意味まで踏み込んで考えていませんでした」
と言っていただいたのですが、視点移動することで「お客さんが求めてるのは、形じゃなくて意味じゃないか」と考えたことが問題解決につながったと考えています。
これがデザインしたお墓の写真です。
意味から先に考えて形にしたらこうなりました。
私たちは、Vision Shift Thinking(視点移動思考)を使って、クライアント様の本質的な問題解決を行なっています。
会社を変えたい、自分らしく起業したい、進むべき方向に迷ってる、というような方はぜひご相談ください。